8bit killer
スクリーンショット
総論
8bit killerは一見レトロな雰囲気ですが、2008年に公開された比較的新しいゲームです。8ビットと言うだけあってファミコン時代を意識して作られているようで、古い世代には懐かしく、新しい世代には新鮮に感じられるかもしれません。
プレイした感覚は初期のFPSに近く、古参プレイヤーには「Wolfenstein 3D」や「DOOM」の名を挙げた方が早いかもしれません。昨今のFPSと違い上下の視点が固定されていて照準もありません。酔いにくく、比較的操作も楽なのでFPS初心者でもすんなりプレイ出来る事でしょう。
単純にマップを進み敵を見つけてただ撃つだけなのですが、FPSとしての面白さが凝縮されています。音周りも非常に良く、チップチューンがピコピコ鳴っていて気持ち良いです。
セーブが無く、残機が無くなるとそのままゲームオーバーな仕様です。アーケード感覚で気軽にプレイすると良いでしょう。
英語版ですがアクションゲームなのでプレイに差し支えはありません。FPS好きはもちろん、「FPSって何ぞや?」っていう方にもお勧めのゲームです。
各論
このゲームは予想以上に上手く纏まっており、ボス戦などのメリハリもあって個人的にとても楽しむ事が出来ました。
昨今のFPSはグラフィックこそ良くなりましたが、肝心のFPSとしての、シューティングゲームとしての楽しみを失ったものが多い気がします……このゲームはそういった現代FPSに対するアンチテーゼだと言えば大袈裟でしょうか?
私には余計な部分を全て削ぎ落とし、FPSとしての面白さだけをシンプルに追求した1つの形に思えます。「FPSって本来こんなに楽しいものなんだ」と再認識させられました。
ここまで誰にでも勧められるFPSはあまり無いかと思います。グロさや血生臭さが強調されたFPSは多く、耐性の無い人には辛いものがあります。この作品は良い意味でゲームらしいゲームなので多くの人のプレイに耐えうると思います。素直に拍手を送りたいゲームでした。
関連リンク
- Locomalito (製作者様サイト)
動作環境
n/a
製作者情報
Locomalito
補足、攻略情報など
- W/A/S/Dキー - 移動
- マウス - 視点操作
- 右クリック - ショット
- 左クリック - ドアの開閉
- スペースキー - 武器変更画面、ストーリーのスキップ
壁や扉に挟まるバグがあるので接触するのは出来るだけ避けた方が良いです。(挟まったらゲームを終了するしか無いっぽい)