Marathon 1 for Aleph One
スクリーンショット
総論
Marathon 1 for Aleph One(通称M1A1)は、1994年に発売されたMacの名作FPS「Marathon」をオープンソースで再現した作品で、当時と同じ雰囲気なのはもちろん、ハイテクスチャー、完全日本語でプレイする事が出来ます。
Aleph Oneとは「Marathon 2: Durandal」を公式がオープンソース化したもので、現在でもそれをベースに様々な試みが為されています。その一環として初代Marathonを再現しようとする動きがあり、それがM1A1という事になります。
中身のMarathon自体は非常に硬派なSFもので、2794年、惑星への植民計画の為に送られた巨大宇宙船Marathonを舞台に、侵略してきたエイリアン達との抗争、宇宙船搭載AIデュランダルの暴走を描きます。
肝心のFPSとしての出来も素晴らしく、様々な武器や敵はもちろん、複雑に入り組んだ宇宙船内部に、動作スイッチの仕掛けがそこかしこに設置されていたりと非常に凝った作りになっています。
知る人ぞ知る名作FPSなのでFPS好きはもちろん、FPSにあまり触れた事のない方にもお勧めの作品です。
各論
私は現役世代のプレイヤーではありませんがこのM1A1はとても楽しめました。宇宙船内部の探索は終始無機質で陰鬱な雰囲気に満ちていて、AIとのやりとりを通して進んでいく手法が面白かったです。後半に進むと敵が大量で、難易度も高くなってやり応えがありました。
ちなみに今作はオンラインでの対戦や協力プレイも可能になっています。私は利用しなかったのでプレイ人口などはちょっと分かり兼ねますが、内輪でわいわいやるのも楽しいかもしれません。
また、ネット上にはファンが独自に作った完成度の高いカスタムシナリオが数多く公開されています。メインシナリオ終了後にそれらを導入する事で更に楽しみが広がるので、興味を持った方はいろいろ探してみるのもいいかもしれません。
元々市販されていた作品なだけあって完成度は非常に高いです。同じような作品は他に中々見当たらず、硬派で個性的な魅力溢れるFPSだと思いました。
ダウンロード
SourceForge.JP - Marathon JP(AlephOne) Download ※Windowsならば「Win」と表記されている方を選択。
SourceForge.JP - Marathon JP(M1A1) Download
もしくは
Vector - M1A1 Special Edition日本語版 for SDL ダウンロード
関連リンク
- Bungie.net (原作開発元) ※現在サポート終了
- Areph One - Marathon Open Source (オープンソース版Marathonの開発元)
- SourceForge.JP - Marathon JP、MarathonWiki (日本語化プロジェクト)
- Simplici7y (MODやカスタムMAPを公開)
- The Marathon Spoiler Guide - Marathon (攻略情報)
- Miha's MARATHON Workshop
- まりんのまらぺ
- Command +
- Sako's Marathon Page
- Unreals - Marathon
- Durandal Home Page - Marathon -AlephOneの導入(改訂版)
動作環境
オペレーティングシステム: MacOSX, Windows, OS非依存
Macintosh: MacOS X以上
Windows: XP以上
Linux: 自力でビルド環境を作れる人
製作者情報
Bungie Software(原作) / Raul Bonilla&M1A1チーム(M1A1) / Logue(日本語化)
補足、攻略情報など
>導入方法
- まずダウンロードした2つのファイル「AlephOneJP」、「M1A1」を解凍します。
- 次に「M1A1」フォルダの中に「AlephOneJP」の中身を全て移動させます。
- あとは「AlephOne.exe」から起動するだけです。
>お勧め環境設定
操作(マウス+キーボードによる昨今のFPSライクな操作)
一般
マウス
キー設定/ボタン
|
グラフィック(高解像度テクスチャ)
グラフィック設定
レンダリングオプション(OpenGLのオプション)
|
>攻略関連
- 複雑に入り組んだマップが多いので地図を活用すると良いです。また、地図を表示している状態でも移動する事が出来ます。
- セーブポイントや補給ポイントを上手く利用し、一区切りついたり危なくなったらいずれかのポイントまで撤退も考慮しましょう。
- 少々の段差や穴は走って飛び越える事が出来ます。
- スイッチの類はグレネード等を当てる事でも動作させる事が出来ます。
- 溶岩の中に入っても少しは耐えられるのでセーブした後に探索してみましょう。
- 後半のエイリアン船内ではジャンプパッド(テレポート装置)がない変わりに、マップの探索終了後に窓際へ行くとテレポートする事が出来ます。特にレベル22「Pfhoraphobia」では完璧に探索する必要があるので(シークレット部分まで判定に入っているかは不明)、マップの黒い部分が無くなるように隅々までしっかりと探索し、スタート地点のリフトにも忘れずに乗っておきましょう。
- クリアに必須ではありませんが、走りながら自分の正面下にグレネードを撃つことでグレネードジャンプをする事が可能です。高低差のあるポイント探索や、溶岩に落ちてしまった際のリカバリー等にも使えます。
本家PDF説明書
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