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レジェンドオブレストール 1・2

スクリーンショット

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総論

 レジェンドオブレストール 1・2(通称レジェレス)は1998年、1999年に順次公開されたギャグアドベンチャーゲームで、フリーゲーム界隈ではかなり有名なSmokingWOLF氏の処女作です。全体的に荒削り感はあるものの、そのギャグには力強さがあり、同氏のポテンシャルを感じる事が出来る作品です。

 とある町で自警団を務める主人公「レストール」は、町で起こった事件を解決すべく調査を始めます。しかし、彼の前に現れるのは常に可笑しなキャラクターばかり……ツッコミが全く追いつかない暴走っぷり、シュールでカオスな言動の数々がプレイヤーを笑いの渦に巻き込みます。

 シミュレーションRPGツクール95で制作されており、画像やBGMなどは全てデフォルトの素材を使用しています。オリジナリティーは確かに落ちるかもしれませんが、キャラクター画像のチョイスが絶妙なので、イメージと中身のギャップだけでもかなり笑えます。

 1本道のストーリー、全5+4話で短い構成なのでサクっとプレイする事が出来るでしょう。

 SmokingWOLF氏のファンの方はもちろん、笑い好きやADV好きの方にお勧めの作品です。

各論

 大昔にプレイして面白かったという記憶だけはあるものの、内容を殆ど忘れていたので再びプレイし直しました。後半のゴリ押し感が半端ないですが、それすらも含めて良かったです。

 比較の対象としては、やはり「シルフェイド見聞録」が挙げられると思うのですが、それと比べるとストーリーや世界観が定まっておらず、キャラも殆どが1発ギャグ要員だったりで荒削り感が強いです。荒削りならまだしも、「テスト版」的な印象さえ受けます。

 それでも今作に人気があるのは一体何故でしょうか? その理由はやはり「中身が面白い」の一言に尽きます。ギャグの力強さだけで言えばシル見のそれを超えていて、馬鹿過ぎます(もちろん褒め言葉)。また、崩壊寸前・暴走状態でありながらもそれなりに体を成している所に製作者様のセンスが感じられ、その辺りも高い評価に繋がっているものと思われます。

 何れにせよ、こういう肩肘張らずにプレイ出来る作品は個人的に好きですね。

関連リンク

動作環境

DirectX5以上

製作者情報

SmokingWOLF

補足、攻略情報など

特に無し