Fairygame

超連射68K

スクリーンショット

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総論

 超連射68Kは「フリーSTGの傑作」、「90年代STGの傑作」と各地で絶賛され、熱狂的なファンが今でも数多く存在する作品です。実際にその完成度の高さは突出しており、これ以上改善する必要が無い程にまで練り込まれたゲームバランスは絶妙の一言です。

 もともとは「X68000(X68k)」というかなり昔のパソコン用に作られたゲームであり、当時は同人ソフトとしてコミックマーケットで販売されていました。それが現在ではWindowsに移植+無料で公開されており、誰でも気軽にプレイする事が出来るようになっています。

 オーソドックスなタイプのSTGで、今となっては古臭さがあるのは否めないものの昨今のSTGでは味わえない趣があります。全体的にスピード感がありテンポ良くゲームが進みますが、後半の難易度が高いのでSTGに自信がある人でないと1周でも厳しいかもしれません。

 音楽を担当しているのは現在でも精力的に活動している柏木るざりん氏でチップチューンサウンドが耳に響きます。サウンドトラックも発売されているので興味のある方は探してみるのもいいでしょう。

 STGが好きな人はもちろん、普段STGをあまりやらない人にも傑作STGの1つとして勧めたいゲームです。

各論

 私はSTGが好きですがあまり得意な方ではありません。このゲームも未だに1周した事が無く、久々にプレイしてみましたがコンテニューを繰り返しながら進み6面のボス辺りまで行くので精一杯でした。

 昔のシューティングはショットボタンを押すと弾が1発だけ発射され、連打して敵を撃ち落としていました。弾幕というジャンルも無いので純粋に撃ち落とす事こそがSTGの醍醐味だった訳です。あえて(少しだけ)連打させる仕様にしているのは、製作者様のそういった昔のSTGに対する熱い想いが込められているからであり、その想いがひしひしと伝わってきます。

 昨今の弾幕STGに比べると敵の弾速が速く、自機周囲だけじゃなくて画面全体を把握する事がかなり重要になります。敵の攻撃や配置がかなり練り込まれてあるので、対処方法や処理の優先順位を考えるのは楽しいです。

 しかし弾幕じゃないと言いながらも後半の敵の弾数が凄いので自然に弾幕化している点もなかなか興味深いです。「弾幕STGブームは難易度の点からも必然的な流れだったのだろうなぁ……」と考えさせられました。

 それにしてもこのような名作がフリーで公開されている事を大変喜ばしく思います。

ダウンロード

Yosshin's web page - 超連射68K download (for Windowsの最新版)

関連リンク

動作環境

推奨動作環境

製作者情報

よっしん

補足、攻略情報など

Windows7等でプレイ時に音楽が正しく流れない問題については、互換モードを使用する事で解決します。方法は「プログラム実行ファイルであるLATEST.exeを右クリック」→「プロパティ」→「互換性タブを選択」→「互換モードでこのプログラムを実行するにチェックを入れる」→「Windows95もしくは98を選択」

回転するアイテムの真ん中に入り込んでキープし続けると3つ全部取る事が出来ます。

真の最終ボス戦は凄まじいので一見の価値ありです。※ネタバレ注意