Fairygame

Noiz2sa

スクリーンショット

Noiz2sa_title Noiz2sa_00 Noiz2sa_01
Noiz2sa_02 Noiz2sa_03 Noiz2sa_04

総論

 Noiz2saは2002年に公開された弾幕系STGです。その独特な世界観と凄まじい弾幕がプレイヤーを惹きつけ、シューター達からの高い支持を集めました。

 本作は電脳空間(サイバースペース)のような無機的な空間が舞台で、そこで織り成す弾幕が一つの芸術作と言えるまでに美しいです。

 操作感は非常にシンプルで「ショット」と「スロー」の2ボタンしかありません。自機が1ドットしかなく、当たり判定は更に小さいようなのでかなり避ける事が出来ます。敵弾が増えると自動的に処理落ち(スローモーション)が発生する仕様になっているようで、その時の弾幕の網の目を掻い潜る感はかなり気持ちが良いです。

 敵破壊時の爆風で弾を打ち消す事が出来るので、出現し弾を放った瞬間の敵を倒す事で相手の弾幕を抑える事が出来ます。また敵機に触れてもダメージは無いので自機に引きつけて倒す事で弾幕を打ち消して空間を作り出すといった事も可能となっています。

 また、本作にはエンドレスモードが存在し、上級者は延々と弾幕避けを楽しむ事が出来ます。「弾幕の海にたゆたう、アブストラクトシューティング」のキャッチコピーは伊達じゃありません。

 BGMもテクノやブレイクビーツでトリップ感が良いです。

 弾幕STGが好きな人や、サイバースペース的なものが好きな人にお勧めのゲームです。

各論

 ABA Gamesで公開されている作品はどれも素晴らしいですね。良い意味で実験的な作品が多く、無機質な美しさはまるでアートを体感しているかのような感覚に陥ります。一癖も二癖もある作品群からは製作者様のいろいろなこだわりが見え隠れして面白いです。

 それらの中でもやはりNoiz2saは頭1つ抜きん出ていると思いますね。弾幕STGとしてシンプルながらも硬派なゲーム性、白を基調とした背景とテクノライクなBGMによるプレイ時の爽快感は格別です。

 STGがあまり得意じゃない私でも10面までクリアする事が出来て楽しめました。そして1番の花型であるエンドレスですが、ハイスコアラー達の話ではエンドレスはやり過ぎると目がチカチカするようです。腕に自信のある方ほど注意した方がいいかもしれません。

 また、マニアックな方は「BulletML」を弄る事で弾幕を改造する事も可能です。自分だけのオリジナル弾幕を作ったり、他のゲームから弾幕を流用してみるのもいいかもしれません。

 非常にアートチックで新鮮な弾幕STGだと思います。

関連リンク

動作環境

Windows98/2000/XP

製作者情報

長 健太

補足、攻略情報など

iOSアプリ版(無料版)やAndroidアプリ版なんかもあるようです。