Fairygame

シルフェイド見聞録

スクリーンショット

シルフェイド見聞録_title シルフェイド見聞録_00 シルフェイド見聞録_01
シルフェイド見聞録_02 シルフェイド見聞録_03 シルフェイド見聞録_04

総論

 シルフェイド見聞録(通称シル見、汁見)は2001年に公開されたギャグアドベンチャーゲームです。フリーゲーム界隈ではその名が広く知れ渡っており、シュールで下ネタ満載なギャグは、ツボにハマれば抱腹絶倒すること間違い無しな面白さです。

 本作ではファンタジー世界「シルフェイド」にある「ノーマ学院」を舞台に、主人公「エシュター」とその周りの個性豊かなキャラクター達とで織り成すハチャメチャな学院生活の様子が描かれています。真剣なパートもありますが、作品の大半はカオスな笑い要素で占められており、意味不明な発言や排泄、ホモ系下ネタで次々に笑いを誘います。

 RPGツクール2000で制作されているのですが、完全にコマンド選択式アドベンチャーになっていたり、独自の戦闘システムを実装していたりと、オリジナリティーが高いです。ストーリーは1本道で大きな分岐も無く、探索や戦闘もそこまで難しくないのでサクっとプレイする事が出来るでしょう。

 また、「シークエンス」という形で話が少しずつ追加されていく方式を採用しており、作品自体が未だに完結していません。登場から長い年月が経っているにもかかわらず、続きを心待ちにしているファンは多いです。

 ADV好き、笑いを求めている方に非常にお勧めな作品です。

各論

 私が初めてシル見に出会ったのは学生時代で、当時はシークエンス3までしか出ていませんでした。幼かったという事もあるのかもしれませんが、あの頃は本当に爆笑していましたね。そして4、5と追加されていき大喜びでプレイしたのを覚えています。

 今再びプレイしてみても当時のように笑い転げる事はありませんが、面白さは健在で、あの頃の懐かしい記憶が蘇ってきました。ほんわかした雰囲気ながら次々と飛び出してくるギャグは流石としか言いようがありません。

 そこはかとなく、ギャグ漫画の名作である「マサルさん」に近い匂いが感じられ、変人多出でその手のシュール系ギャグが好きな方ならばかなり笑えます。直接関係は無い話かもしれませんが、振り返ってみるとあの時代(90年代末期〜2000年代初頭)に生まれたシュール系ギャグ漫画は力強い気がします。(「リーダーたけし」しかり「ボーボボ」しかり「ギャグマンガ日和」しかり……)

 また、製作者様の作品は世界が全て繋がっていたりもするので、今作を楽しめた方は製作者様の他作品に触れてみるのもいいかもしれません。特に今作の実質的な前身である「レジェンドオブレストール」なんかはシステムも近くてかなりお勧め出来ます。

 シル見はストーリーの続きはもちろん、リメイクや携帯移植の話も出ているようなので今後がまだまだ楽しみな作品です。

関連リンク

動作環境

製作者情報

SmokingWOLF

補足、攻略情報など

特に無し